HOME » ふくしまと八重 八重が学んだ「精神」 » 野口英世
梅毒や黄熱病などの研究で世界的に活躍した細菌学者です。千円札に描かれたことでも有名になりました。英世は明治9(1876)年、農家の長男として誕生。1歳半の時、家の囲炉裏に落ちて左手に大火傷を負ってしまいます。その後、渡部鼎(わたなべ かなえ)に左手を手術してもらい、完治はしなかったものの指が開き、物が持てるようになりました。その技術に感銘を受け医学への道を歩んだのです。
明治33(1900)年、単身アメリカへ渡った英世は、ロックフェラー医学研究所などで数々の研究成果をあげ、世界に名を残します。この間、日本の学位も取得。大正4(1915)年に帰国した際は大歓迎を受けました。
しかし、アフリカで黄熱病の研究中、自らも感染してしまい、昭和3(1928)年、51歳の若さで亡くなりました。人類のために尽力した生き様から、伝記が数多く出版され、今でも多くの人に愛されています。英世の生家や資料は、猪苗代町の野口英世記念館で見ることができます。
〒969-3284 福島県耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字前田81
TEL:0242(65)2319