八重が学んだ「精神」。新島八重の人生・哲学を育んだ、福島の地。その精神を今に伝える名跡・文物・歴史を紹介します。

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立木観音(会津坂下町)

1200年、立ち続ける“ころり”観音

立木観音

大きな萱葺の寄棟屋根が目に飛び込んできます

会津三十三観音の31番札所であり、中田観音(会津美里町)、鳥追観音(西会津町)と並ぶ「会津ころり三観音」のひとつです。大同3 (808) 年、弘法大師(空海)が彫ったといわれる、高さ8・5mの「十一面千手観音」が本尊です。大きな木を、地面に根付いた「立ち木」のまま彫ったといわれていることから「立木観音」とよばれています。

立木観音

大きな千手観音を見上げると、その迫力に圧倒されます

堂内には「だきつきの柱」という大きな柱があり、観音様を見ながら柱に抱きつき願いごとをすると、“ころり”と成就するとされています。千手観音と共に安置されなければならない二十八部衆や雷神・風神は2m弱の大きさで、密教様式を忠実に表現した全国的にも珍しい仏像です。観音堂は元和3(1617)年に再建されたもので、十一面千手観音とともに国の重要文化財に指定されています。

金塔山恵隆寺

立木観音寺務所

〒969-6584 福島県河沼郡会津坂下町大字塔寺字松原2944
TEL:0242-83-3171

福島県観光交流局観光交流課
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