HOME » ふくしまと八重 八重が学んだ「精神」 » 新宮熊野神社
会津は、奈良、京都に次いで神社・仏閣の多いエリアであるといわれ、古の歴史と文化がいまも色濃く残る土地です。新宮熊野神社は、天喜3(1055)年源頼義・義家親子が「前九年の役」で陸奥征伐に赴く際、武運を祈って紀州熊野から勧請創建したのが始まりと伝えられ、その後「後三年の役」で再びこの地を訪れた義家の命によって、応徳3(1085)年現在の場所に遷座されました。
古来から日本の聖地のひとつとされた熊野三山を祭るこの神社は、修験道の修業の地としても使われていたようです。また、新宮熊野神社は、鎌倉時代には、会津盆地西部一帯を治めた新宮氏の守護神とされ繁栄しました。会津の人々に信仰を伝える、大きな役割を担ったことでしょう。時代が下るとともに、会津葦名氏と新宮氏の戦いなど戦乱に巻き込まれ、神社も衰退していきますが、江戸時代になり、会津蒲生家により拝殿(長床)が建立。そして保科正之以降は、会津松平氏の祈願所とされました。
新宮熊野神社保存会長床事務所
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