1000年以上の歴史を誇り、その伝統を今に伝える相馬野馬追。相馬中村藩の先祖とされる平将門が、原野に放してあった野馬を捕らえる軍事訓練と、捕らえた馬を神前に奉納したことに由来しています。
開催期間中、街は野馬追一色になり、戦国時代へとタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれます。初日の総大将の出陣式を皮切りに、2日目の甲冑競馬、神旗争奪戦で祭りは最高潮に。法螺貝・陣太鼓が鳴り響く中、腰には太刀、背中には先祖伝来の旗差物を身に付けた500騎を超える騎馬武者たちが、打ち上げられた御神旗を目指し疾走する姿は勇壮、絢爛豪華で見るものに感動を与えます。国の重要無形民俗文化財に指定されています。