八重が生まれた「時代」。新島八重が過ごした幕末〜明治の面影を今に伝える、様々な名跡が福島には残っています。

HOME » ふくしまと八重 八重が生まれた「時代」 » こづゆ

こづゆ(会津若松市)

江戸時代からのおもてなし料理。溢れるばかりの具材から、伝わる会津の人情

こづゆ

手塩(てしお)皿(ざら)といわれる浅めに作られた小さい朱塗りの椀に盛られることから「こじゅうのつゆ」となり、訛って「こづゆ」になったといわれています。食材は海産物が手に入りにくい内陸部であるため乾物が中心。江戸時代後期から明治初期にかけて会津藩の武家料理や庶民のごちそうとして広まりました。

現在は正月や祝い事などの冠婚葬祭で、必ず食べられるといっていいほどの代表的なおもてなし料理です。7または9種類の具材の数は、奇数で縁起が良いとされることから。当時はぜいたくな食べ物でしたが、「最高のおもてなしをしたい」という会津の人情から、何杯おかわりしても失礼にならないという習慣が残っています。

福島県観光交流局観光交流課
TEL.024-521-7398/FAX.024-521-7888