HOME » ふくしまと八重 八重が生まれた「時代」 » 白河のだるま市
白河地方に春の到来を知らせる、白河だるま市。毎年2月11日(建国記念日)に開催され、約15万人もの人出があります。市内の目抜き通りを中心として、約700軒の露店が並び、だるまや熊手などの縁起物、地元の特産品やおいしい食べ物を買い求める多くの観光客で賑わいます。
現在の白河だるまは時の白河藩主・松平定信が、お抱え絵師・谷文晁(たにぶんちょう)に絵付けさせたものが始まり。眉に鶴、髭(ひげ)に亀、耳髭(耳ぎわの髪の毛)に松と梅、あご髭には竹または松が描かれた独特な絵付けで、「白河鶴亀松竹梅だるま」と呼ばれています。この福々しいだるまに人気が集まり、大小18種類あるだるまから、毎年ひとまわりずつ大きなだるまを買うのが慣わしとなりました。
もとは魔除けとして作られただるま。白いだるまは開運祈願、赤いだるまは厄除けと家内安全の御利益があるとされています。
八重の育った会津にも、起上り小法師や赤べこなどの縁起物が数多くあります。幸福を願う人々の思いは時空をこえて同じなのです。
お問い合わせ:白河まつり振興会(白河観光物産協会内)
TEL:0248-23-1147