HOME » ふくしまと八重 八重が生まれた「時代」 » 白河提灯まつり
日本三大提灯まつり(白河・鹿嶋神社、新潟・弥彦神社、愛知・一色諏訪神社)のひとつといわれている白河提灯まつり。2年に一度(西暦偶数年)、9月の敬老の日直前の金・土・日の3日間開催されます。
現在の祭りの形態はおよそ400年前、時の白河藩主・本多能登守忠義(ほんだ のとのかみただよし)が神輿を寄進したことにより成立しました。幕府の許可を得て、別名「儀式まつり」といわれるほど、武家社会の格式を導入した独特の祭りです。以来、古くから人々の尊宗を集めてきた鹿嶋神社の例祭として、白河の人々の精神文化を育み、心のよりどころとして伝えられてきました。
参加町23町の町印の入った提灯を参加者が一人一個ずつ持ち、数千の光の帯となって市内を練り歩く様は幻想的で、見る人の心を魅了します。さらに各町の行列の先頭をゆく先達提灯(せんだつちょうちん)の妙技、勇壮なお神輿が21基連なる様子はまさに圧巻の一言。たいこ橋やお神輿の阿武隈川渡り、屋台・山車の引き廻しなど見どころたくさんで、老若男女を問わず楽しめるお祭りです。