新島八重が貫いた「誇り」。戊辰戦争後、京都に移り住んだ新島八重。彼女の後半生を彩る様々な人々とのふれあいを中心に紹介します。

HOME » ふくしまと八重 新島八重が貫いた「誇り」 » 彰栄館

彰栄館

襄も耳にした鐘の音が響き渡る 京都市内最古のれんが建築物

彰栄館

京都市内に現存する最古のれんが建築物で、明治17(1884)年に完成しました。国の重要文化財でもあるこの建物を設計したのは、アメリカン・ボード(海外伝道団体)が日本に派遣した初めての宣教師D.C.グリーン。同志社の校舎としては、彰栄館以外に「礼拝堂(チャペル)」や「有終館」なども設計しています。

彰栄館には、鐘塔と時計塔を兼ねた塔屋があります。毎朝礼拝の時刻を告げる鐘は、司鐘生(ししょうせい)とよばれる中学校の生徒が担当していました。襄ももちろん鐘の音を耳にしていましたし、鐘を調達するためアメリカで尽力したのも、ほかならぬ襄でした。さらに、構内の礼拝堂(チャペル)前で行われた襄の葬儀の際にも、この鐘が打ち鳴らされました。

彰栄館(同志社大学 今出川キャンパス内)

福島県観光交流局観光交流課
TEL.024-521-7398/FAX.024-521-7888