HOME » ふくしまと八重 八重が刻んだ「足跡」 » 蛤御門
蛤御門は、京都御苑西門の一つ。門の形状は高麗門型の筋鉄門です。本来の正式名称は新在家御門でしたが、光格天皇の頃に発生した「天明の大火」で御所が炎上した時に、滅多に開かなかったこの門がこの時だけは開いたことから「固く閉じていたのが火にあぶられて開いた=蛤(はまぐり)」のような門、蛤御門と呼ばれるようになりました。そして今では正式名称になっています。
この門の周辺では、八月十八日の政変により京都を追放されていた長州藩勢力が、会津藩主であり京都守護職の松平容保らの排除を目指して挙兵し、京都市中において市街戦を繰り広げました。この事件が有名な「禁門の変」です。